VMware Workstation - 数十台のGuest OSを管理する
事象
- VMware Workstation 16あたりから(?)vmware.exeインスタンス当たりの登録可能Guest OSが極端に少なくなった -- VMware Workstation 17でも最大28台のGuest OSしか登録できなさげ
- 自宅のPrivate PCでは別に何十台も管理しないので問題は無い。が、会社の検証環境になるとWindows/Linux合わせて40~50台は管理しているし、これからも増える一方なのでものすごく不便。と言うか使い物にならない。
対策
色々方法はあるのだろうけれど、別ユーザとして複数vmware.exeを起動することで対応している。
- 適当なユーザを作成。lusrmgr.msc > users > 右クリック > New User
User must change password at next login: 無効。ログオンしないからどっちでもいいと思われる。 User cannot change password: 無効。上記と同じ理由。 Password never expires: 有効。そもそも論として、パスワードの定期変更がセキュリティ上どれほど効果があるのか疑問。 Account is disabled: 無効。そうしないと使えない。
- バッチを作成
@echo off runas /user:vmw01 "C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\vmware.exe"
- このバッチを実行すると、vmw01ユーザの権限でvmware.exeが起動するため、新たに最大28 Guestが登録できるようになる。
- Guest OSの登録は.vmxファイルをVMware WorkstationのLibraryペインにDrag&Dropするだけ
Tips 単純に登録しただけでは、起動時に"<VMNAME>-disk1-0000001.vmdkが見つかりません"みたいなエラーメッセージが出て起動に失敗する事がある。 私の環境のように、Disk間でVMを移動させていると発生することがある模様(F:ドライブからE:ドライブに移動したことがある、など)。 vmw01がAdministratorsグループに所属していても解決せず。 この問題が発生した場合、フォルダのプロパティを開き、NTFSアクセス権を付与してやることで解決する。その際はサブフォルダ及びファイルにも適用してあげること。 それでも再現する場合は、Ownerを自身のメインアカウントに指定して継承を強制すると解決する。
所感
なんかFusionも微妙だし、VMwareさんの快進撃もそろそろ終わりなのか。 Prod環境ならContainerもいいんだけど、検証用環境だと、やっぱりSnapshotを気軽に管理できるWorkstationが一番便利なんだよなぁ。VMnetworkの管理も簡単だし。 Windows11にも感じるところだけど、最近IT大手さん、くだらないバグ多すぎない?ただでさえSmartphoneのおかげでPCなんて一昔前と同じ状況になりつつある(ゲームオタクか業務くらいでしか使わなくなってきている)のに、これ以上End-userのパイ減らしてどうすんの?あ、VMware workstationは完全にGeek用途か。どうでもいいね。